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技術が普及しても変わらないもの | KKEの 企業防災・BCPコラム

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技術が普及しても変わらないもの

「2001年宇宙の旅」が公開されたのは1968年で、もう50年前の話です。
難解な映画でしたが、人工知能HALが登場します。またiPadのようなものも出てきます。ずいぶん昔から、人間は未来を想像し、そこに近づいてきたようです。


私が入社した30数年前、当時一緒に仕事させて頂いた商社の方は「机と電話があれば仕事が出来る」と言われていました。しかし今では、電話は机にあるものから携帯できるようなりました。更にスマホとなり、パソコンと同じ事が出来るようになりました。また昨年からのコロナ禍によって、web会議が急速に普及しました。新しい装置を必要とせずに、月単位で急速に使われるようになりました。障害があると、思わぬ速度で技術の普及が進むものだとつくづく感じます。

便利さの代償

私たち企業防災チームもWeb会議を多用しています。会議の頻度も以前より多くなり、お客様とも出張もせずに頻繁に打合せをもっています。時間と距離の制約がなくなり、まさに技術の普及の恩恵です。対面するお客様は、総務部門や施設部門、そして経営層の方々です。営業活動と前後の雑談は、お客様の悩みや経験を教えいただける貴重な機会てす。様々なお客様の考え方や施策事例や成果が、耳学問ですが、貴重な知識として蓄積されています。ただWeb会議だと、会議の趣旨が決まっていることが多く、いわゆる「雑談」ができなことが悩みです。最近では、少しでも雑談の機会を持てるように、リアルな面談とWeb会議を併用する”ハイブリッド”会議を心がけています。

会うことの大切さ

映画の中でHALは壊されてしまいますが、私たちの生きている現実社会では更に技術が普及していくでしょう。5Gになりリアルな面談もWeb上でできるようになるでしょうし、少し先を想像すると、更に進んだコミュニケーション技術が進んで、人間の五感のうち視覚や聴覚だけではなく、嗅覚や味覚、触覚までもバーチャルに伝わることもあるかもしれません。そうなれば「雑談」ができるのでしょうか? 正直、今は分かりません。ただ、何かしら「時間を作って、その人のことを思いながら訪ねる」という事はなくならないような気がしています。

そんなことを考えていると、コロナ禍は迷惑な話ではありますが、大切なことを思い出させてくれます。

2021年3月 古川欽也

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